話してくれた方 | 30代 Milano Ueno(上野)さん |
疾患名 / 併発・特性 | 鬱病 / 不安障害、睡眠障害、強迫性障害 |
ご職業 | |
発症時期 | 2018年冬頃~現在 |
発症のきっかけ・当時の状況
とにかくSOSを出せませんでした。
我慢強い、責任感・正義感が強い、周りに弱音を吐かない、自分より他人を優先する事を続けてきて、すべて1人で抱え込んでいました。
結果的に最後までSOSを出せず、心と身体が壊れていきました。
主な症状・苦しかったこと
自殺願望です。耐えるしかないが、これが強烈でしかも急にやってくる。なので、駅でふらっと飛び込みたくなることもありました。あと、リストカットや血をみて安心する、という症状も辛かったです。
また、先述のとおり、鬱病になってからも、とにかくSOSを出せなかった。これも苦しかったです。
🗣 病院・カウンセリングについて
病院・カウンセリングの通院状況
週一の通院、ときに入退院を繰り返しています。
病院・カウンセリングの選び方
治療には「主治医」「薬」そして「自分」の3点セットが、必要だと思います。「薬なしで治った」という方もたまに聞きますが、ケースバイケースです。
そして、自分の考え方を少しずつ変える必要があると思います(認知行動療法など)。
😌 回復までの流れ
回復までの流れ-兆し・きっかけ
思考方法を変えたことです。具体的には
・自分のちっぽけなプライドを捨てる(みんな得意不得意がある。そして失敗しても皆すぐ忘れる)
・常識を常識と思わない(組織や上司がすべて正しいわけではない。自分の意見を無理に封じ込めない。言うべきことは言う)
・他人と比べない(これがなかなか難しいのですが。比較は意味をなしません。)
・自己肯定感を高める。他人に褒められることを期待しない。
・他人の評価軸にゆだねない。自分で自分をほめる、認める(アドラーの嫌われる勇気、に近いかもしれません)
回復までの流れ-回復期〜寛解まで
回復してきてから気をつけたのは、以下の通りです。具体的には、以下のように毎日考え、思い返しました。
・結局すべては自分の主観である。空がどう見えるかは自分の心次第。
・そして、自分を守るのは自分しかいない(そのためにSOSをだす)
・なんだかんだ、生きているだけで幸せである
💡 効果的だったこと
効果的だった取り組み
これまで記載したとおり、思考方法を変えたこと。
効果的だった周囲の支援
家族や大切な方が鬱病になってしまっても、完全にその辛さを理解することはできません。
ただ、静かに寄り添い、休むよう促してあげる、それだけでも助けられると思います。
※こちらの内容は、寄稿者ご本人様にとって効果的だったことであり、効果の有無には個人差がございますので、あくまで参考情報としてお受け止めください。
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