話してくれた方 | 30代男性 KSさん |
疾患名 / 併発・特性 | うつ病 |
発症時期 | 2019年1月頃 |
当時は大卒後社会人6年目で、元々所属していた部署から異動となり、ちょうど1年ほどが経過した頃でした。 私の勤務先は地方にしては従業員数が多く、自社で様々な製品の設計を行う会社で、元々所属していた部署と異動先の部署では、扱う製品や業務内容が別会社かと思うほどに異なる内容でした。 異動直後は簡単な設計業務からスタートし、1年経過して徐々に重要な設計業務を任されるようになってきていました。 発症のきっかけとしては、製品に対する知識が乏しいなかでの設計業務に対するストレスや、顧客要望や製造現場要望および設計納期などといった外的なストレス要因により、思うように仕事が進められないことがきっかけだったように思います。
夜に布団に入ってから何時間も眠れないことです。 また眠ったとしても、1〜2時間で起きてしまうことが多々あったことです。

🗣 病院・カウンセリングについて
病院・カウンセリングの通院状況
眠れない日々が続き4ヶ月ほど経った時、朝会社に行こうとしても玄関から外に1歩を踏み出せなくなりました。 その様子に妻が感づいてくれて、すぐに心療内科に連れていってくれました。 2件断られて、3件目でようやく受診できました。 初診では主治医の先生にひたすら話を聴いてもらいました。 すぐに診断書を出してもらい、休職となりました。 通院2回目以降も、基本的には主治医の先生に話を聴いて貰う感じだっと記憶しています。
病院・カウンセリングの選び方
心療内科は予約がいっぱいのようで、当日飛び込みで受診することが難しいようです。(私は運良く当日に受診できましたが) 不眠や早朝覚醒の症状が現れたら、無理せず心療内科にいくことをまず考えて欲しいです。その時点で受診予約をするべきです。
😌 回復までの流れ
回復までの流れ-兆し・きっかけ
睡眠導入剤を使用することで無理矢理にでも眠れるようにしたことです。 また、毎日の生活習慣を全て記録をつけて、通院のたびに主治医の先生に提出していました。これによって生活リズムについてもアドバイスを頂けて、回復の方向に向かって行った気がします。
回復までの流れ-回復期〜寛解まで
睡眠導入剤を使っているとはいえよく眠れるようになってからは、目に見えて回復していきました。 その後3ヶ月の休職を経て、復職しました。 復職後しばらくは簡単な設計業務に回してもらうように周囲にお願いする等して業務量をセーブし、とにかく頑張り過ぎないようにしていました。 その後異動願いを出し元の部署に戻してもらってからは徐々に重要な仕事を任せてもらえるようになり、休職から6年経った今年4月には、周囲から若干遅れながらも昇進もありました。
💡 効果的だったこと
効果的だった取り組み
休職中はとにかく眠ること。生活リズムを整えることです。 復職後は頑張りすぎないことを意識していました。 そして復職後は異動願いを出し、2020年4月に元の所属部署に戻してもらいました。
効果的だった周囲の支援
休職前の最終出社時に、周囲の社員が温かい声を掛けてくれたことを今でも覚えています。 また復職後は業務量セーブに加えて、しばらく時短勤務をさせてもらっていました。 また上記の異動願いについても快く通してもらいました。
💌 現在の様子・当時の自分にメッセージ
いま心がけていること
とにかく仕事を頑張りすぎないことです。 休職前は年間600時間ほど残業をしていました。 また仕事の愚痴などを妻に定期的に聞いてもらっています。
いま、当時の自分に声をかけてあげるなら
「うつ病は心の病気だからゆっくり休め」
当時、休職することでその後の社内での立ち位置(昇給、昇進、仕事内容)が悪くなるのではと危惧していました。 しかし実際に休職から復職を経験してみて、休職前とそんなに変化なかったように感じているためです。
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